2006年版
2014~2015年版
テレビアニメについて
2006年1月から同年6月まで放送された。全24話。
アニメーション制作はスタジオディーンが担当している。TBSが製作に参加しているが、地上波のTBS系列では放送されず、BS-TBSでは後述の劇場版の公開を記念して特別編集版が2010年1月17日に放送された。また、TBSチャンネル2ではHDリマスター版が2015年1月22日から2月3日までの平日25:00 - 26:30という変則的な枠で放送され、以降もたびたび再放送されている。
ソフトの売上(当時はDVDのみ)は2010年3月4日時点で100万枚を突破している
奈須曰く本作の主題は「ボーイ・ミーツ・ガール」。監督の山口祐司、 シリーズ構成の佐藤卓哉、奈須の3人が満場一致でFateルートを描くことに決定した。奈須はストーリーを24話で割る案を提示し、毎週行われる脚本会議にご意見番として参加した他、各回の初稿プロットを担当した。
また、アニメスタッフの要望に答え多数の資料を作成して提供し、その結果本作に出演させるために正式に設定が書き起こされたキャラクターもいる。
アニメオリジナルエピソードは奈須が初稿プロットの段階で、原作通りのものとアニメオリジナルエピソードの二種類を制作してアニメスタッフに提示している。例えば、18話と19話では原作に忠実なA案とオリジナル展開のB案を提示し、実際のアニメの放送ではB案が採用されている他、原作では描かれていないランサーの最期も奈須が書き起こしたプロットによるものである
OP
「disillusion」
前期OP
作詞:芳賀敬太 作曲:Number201 編曲:川井憲次 歌:タイナカサチ
『TYPE-MOON × ufotable プロジェクト』第3弾として分割2クールのテレビシリーズとして放送。
1stシーズンは2014年10月4日から12月27日まで、2ndシーズンは2015年4月5日から6月28日まで放送された。正式なタイトルは『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」。
アニメーション制作はTYPE-MOON作品である劇場版『空の境界』、テレビアニメ『Fate/Zero』を制作したufotable。監督は三浦貴博。音楽は過去にTYPE-MOON制作のPC専用ゲーム『魔法使いの夜』の音楽を担当した深澤秀行。ストーリーは2010年にスタジオディーンにより1度映像化されている『UNLIMITED BLADE WORKS』。ソフト(BD BOXのみ)の売り上げは2015年12月29日時点で376,375枚以上。
シリーズ構成、脚本はufotableスタッフが担当。奈須は全ての脚本会議に出席、ufotableが制作した脚本に奈須が加筆・修正を加える形で脚本制作監修を行った。
奈須は自身が手掛ける追加シーンに関して「この10年でバージョンアップを果たした『stay night』を踏まえ、一番新しい『stay night』にする」ことを目指し描いたと語る。
本作は企画の段階でセイバーをヒロインとする「Fate」を制作する予定であったが、ある程度脚本制作が進んだ段階で現在のルートに制作が変更となった。「Unlimited Blade Works」となった理由は衛宮士郎に焦点を当てた物語にするためである。
奈須はセイバールートのアニメ化も視野に入れていたが、多くの媒体で展開されたセイバールートを今、アニメ化すると大幅なアレンジが必要となり、凛ルートのテーマを2クールで1本の長い物語として表現できるなら映像化する意義があると凛ルートの映像化に同意した。
奈須は脚本制作の段階で「主人公である士郎を客観的視点でどれだけ視聴者の胸に届けられるか」を意識して監修・執筆を行った。セイバールート前提で語られるキャラクターに関しての補完は奈須が中心となり制作されている。
具体例を挙げるならば、BDBOX特典小説「Garden of Avalon」だ。この特典小説はFateルートで語られるセイバーの物語を補完するために「stay night」の小説としては初めて執筆された。アーチャーに関しては奈須から「過去をしっかりと描くのは今回が初めてとなった」と言われており、原作には無い新規シーンが制作されている。
OP
「Brave Shine」
後期OP
作詞:aimerrhythm 作曲:小山寿 編曲:玉井健二、大西省吾 歌:Aimer
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2010年版
2017年版
劇場版アニメについて
劇場アニメ『Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』(フェイト ステイナイト アンリミテッドブレイドワークス)は、2010年1月23日に劇場公開された。配給はクロックワークス。
2009年7月31日に制作発表が行われた。制作はテレビアニメ第1作から引き継いだFate-UBW Projectとなっており、主要なスタッフや声優も同一となっている。ストーリー的にはタイトルの通り、原作の凛ルートをアニメ用に再構成しているが、テレビアニメ第1作が全24話だったのに対して本作では約105分というごく短い放送時間に収めるため、アニメ化されなかった要素もいくつかある。
鑑賞券は2009年8月22日に各公開劇場で販売が開始され、数量限定の特別鑑賞券も別途販売された。コミックマーケット76ではテレホンカード付きの特製先行販売券が販売。
また、数回に分けて特典付き特別鑑賞券が発売され、クリアファイル付きの第1弾は同年9月12日に発売された。全国で13劇場での公開ながら2010年3月1日時点で、累計興行収入は2億円を突破し、観客動員数は13万9,000人を記録している
『Fate/stay night [Heaven's Feel]』は、2017年10月14日より劇場公開予定の全三章で構成される連作劇場アニメ。配給はアニプレックス。アニメーション制作はufotable。
監督は『TYPE-MOON × ufotable プロジェクト』にて武内崇原案のキャラクターデザイン・総作画監督を担当してきた須藤友徳。音楽は『空の境界』『Fate/Zero』で音楽制作を担当した梶浦由記。
2014年7月27日、品川インターシティホールにて開催された『Fate Project最新情報発表会』にて、『TYPE-MOON × ufotable プロジェクト』第4弾として『Heaven's Feel』(桜ルート)の制作が発表された。
2016年3月27日に行われたAnimeJapan 2016の「Fate Project 2016」ステージにて、映画は全三章の構成で第一章は2017年に公開予定であることが発表され、2017年3月26日に行われたAnimeJapan 2017の「Fate Project 2017 スペシャルステージ」上では、『Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower』のタイトルで同年10月14日に公開される予定であることが発表された。