この世界では、各分野において超一流である高校生に超高校級という称号が与えられる。
突出な才能を持つ者はいずれも十人十色であり、常人とはかけ離れた個性を持ち合わせている。
しかし、そんな高校生達が突如として閉鎖空間に閉じ込められてしまう。
そこから出るには同じく監禁された誰かを殺害して、犯人を暴き学級裁判で全員を騙して勝たなければならない。
ダンガンロンパはそんなコロシアイ生活を主人公視点で勝ち進めていき、物語を真相へ導く作品。
ゲームの流れは生徒との交流などを楽しむ(非)日常編と、殺人の捜査や学級裁判を行う非日常編で構成されている。
事件の謎を解く推理ゲーム要素と学級裁判のアクションゲーム要素を掛け合わせて、ジャンルはハイスピード推理アクションゲームとされている。
コロシアイ生活が行われるゲーム3作品を紹介します。
VITAやPS4でプレイするのが主流ですが、最近はDMMやSteamでも配信が始まりパソコンでもダンガンロンパがプレイできるそうです。
私はそちらではプレイしていなく操作性の善し悪しが分からないので薦める事はできませんが、興味がある方は是非やってみてください。
シリーズ第1作目。テーマは「サイコポップ」 通称は1,無印
マスコットキャラクターであるモノクマのCVを務めるのが旧ドラえもん役で有名な大山のぶ代さんであることから、発売前から一躍注目を受けていた。
世界の希望を担う政府公認の私立高である希望ヶ峰学園。入学するには2つの条件があった。
1つは高校生である事。そしてもう1つが超高校級と認定され、学園にスカウトされる事。
希望ヶ峰学園の入学式に来たはずの15人は異変に巻き込まれてしまい、コロシアイ学園生活を行う事を余儀なく宣言される。
主人公はただの運によって選出されてしまったごく普通の高校生、"超高校級の幸運"苗木誠。
名前 | CV | 才能 | 画像 |
---|---|---|---|
苗木 誠 | 緒方 恵美 | 超高校級の幸運 | |
舞園 さやか | 大本 眞基子 | 超高校級のアイドル | |
桑田 怜恩 | 櫻井 孝宏 | 超高校級の野球選手 | |
霧切 響子 | 日笠 陽子 | 超高校級の??? | |
十神 白夜 | 石田 彰 | 超高校級の御曹司 | |
山田 一二三 | 山口 勝平 | 超高校級の同人作家 | |
大和田 紋土 | 中井 和哉 | 超高校級の暴走族 | |
腐川 冬子 | 沢城 みゆき | 超高校級の文学少女 | |
セレスティア・ルーデンベルク | 椎名 へきる | 超高校級のギャンブラー | |
朝日奈 葵 | 斎藤 千和 | 超高校級のスイマー | |
石丸 清多夏 | 鳥海 浩輔 | 超高校級の風紀委員 | |
大神 さくら | くじら | 超高校級の格闘家 | |
葉隠 康比呂 | 松風 雅也 | 超高校級の占い師 | |
江ノ島 盾子 | 豊口 めぐみ | 超高校級のギャル | |
不二咲 千尋 | 宮田 幸李 | 超高校級のプログラマー | |
モノクマ | 大山 のぶ代 | 希望ヶ峰学園長 |
シリーズ第2作。テーマは「サイコトロピカル」 通称は2,スーダン
学級裁判にアクションパートが幅広く追加され、ゲームとしての面白さがかなり増した。
また、今作から本編クリア後のおまけ要素としてコロシアイの無い世界でクラスメイトとの交流ができるシミュレーションゲーム等が追加されていて、やり込み要素も盛り沢山である。
舞台は希望ヶ峰学園の入学式から一転変わって無人島、ジャバウォック島へ。
引率を名乗る謎のぬいぐるみであるウサミが修学旅行である事を説明するが、訳あってコロシアイ修学旅行となってしまう。
主人公は自分の才能に関する一切の記憶を失ってしまった"超高校級の???"日向創。
登場人物には前作キャラとの関連性を感じる人物が存在している。
名前 | CV | 才能 | 画像 |
---|---|---|---|
日向 創 | 高山 みなみ | 超高校級の??? | |
狛枝 凪斗 | 緒方 恵美 | 超高校級の幸運 | |
田中 眼蛇夢 | 杉田 智和 | 超高校級の飼育委員 | |
左右田 和一 | 細谷 佳正 | 超高校級のメカニック | |
十神 白夜 | 石田 彰 | 超高校級の御曹司 | |
花村 輝々 | 福山 潤 | 超高校級の料理人 | |
弐大 猫丸 | 安元 洋貴 | 超高校級のマネージャー | |
九頭龍 冬彦 | 岸尾 だいすけ | 超高校級の極道 | |
終里 赤音 | 朴 璐美 | 超高校級の体操部 | |
七海 千秋 | 花澤 香菜 | 超高校級のゲーマー | |
ソニア・ネヴァーマインド | 荒川 美穂 | 超高校級の王女 | |
西園寺 日寄子 | 三森 すずこ | 超高校級の日本舞踏家 | |
小泉 真昼 | 小林 ゆう | 超高校級の写真家 | |
罪木 蜜柑 | 茅野 愛衣 | 超高校級の保健委員 | |
澪田 唯吹 | 小清水 亜美 | 超高校級の軽音楽部 | |
辺古山 ペコ | 三石 琴乃 | 超高校級の剣道部 | |
モノミ | 貴家 堂子 | 希望ヶ峰学園の先生 |
1のアニメ化のタイミングで発売された。
1と2が1つのソフトで楽しめるようになり、おまけとして1の生徒達バージョンのシミュレーションゲームであるスクールモードが追加されている。
2から5年、紆余曲折あったものの満を時して発表されたシリーズ第3作目。
テーマは「サイコクール」 通称はV3、3だと別作品を指してしまうので注意。
世界観の一新や嘘で議論を進めていくなど、今までに無いダンガンロンパとしてファンの期待を寄せた。
また、諸事情によってモノクマ役はまる子で有名なTARAKOさんに変更された。
おまけのゲームでは、V3をはじめ1と2のキャラクターも登場するものもある。
V3では希望ヶ峰学園が存在しておらず、超高校級もギフテッド制度で政府からの認定となっている。
学園もないため全国に散らばっていた生徒達がある日いきなり誘拐され、コロシアイの為に設立された才囚学園に監禁されてコロシアイ新学期の始まりとなる。
主人公は外伝を除けば初の女子主人公となる"超高校級のピアニスト"赤松楓。
名前 | CV | 才能 | 画像 |
---|---|---|---|
赤松 楓 | 神田 沙也加 | 超高校級のピアニスト | |
天海 蘭太郎 | 緑川 光 | 超高校級の??? | |
入間 美兎 | 石田 晴香 | 超高校級の発明家 | |
王馬 小吉 | 下野 紘 | 超高校級の総統 | |
キーボ | 柿原 徹也 | 超高校級のロボット | |
獄原 ゴン太 | 武内 駿輔 | 超高校級の昆虫博士 | |
最原 終一 | 林原 めぐみ | 超高校級の探偵 | |
白銀 つむぎ | 小松 未加子 | 超高校級のコスプレイヤー | |
真宮寺 是清 | 鈴村 健一 | 超高校級の民俗学者 | |
茶柱 転子 | 徳井 青空 | 超高校級の合気道家 | |
東条 斬美 | 井上 喜久子 | 超高校級のメイド | |
春川 魔姫 | 坂本 真綾 | 超高校級の保育士 | |
星 竜馬 | 大塚 明夫 | 超高校級のテニス選手 | |
百田 解斗 | 木村 良平 | 超高校級の宇宙飛行士 | |
夢野 秘密子 | 田中 あいみ | 超高校級のマジシャン | |
夜長 アンジー | 鈴木 みのり | 超高校級の美術部 | |
モノスケ | 山寺 宏一 | モノクマの子供 | |
モノキッド | |||
モノタロウ | |||
モノファニー | |||
モノダム |
学級裁判内で行うアクションパートの簡易説明を個人の感想も交えて行います。
全作品登場。タイトルである「ダンガンロンパ」を表したパート。
相手の怪しい発言は黄色いウィークポイントに変わるので、そこに自分の弾丸をぶつけて論破するのが主な進行である。
2では相手の意見に賛同する同意の追加。
V3では弾丸のぶつけ方を変えて証拠を捻じ曲げる偽証となる。
また、V3では少々形式が異なるパニック議論も存在する。
全作品登場。操作方法は異なるが、散らばったひらがなを順番に当てはめていくのが共通したパート。
2が難しい、難所はやれば分かると思うが最初に困惑するレベル。
全作品登場。犯人にトドメを刺すラストパートであり、音ゲーである事が共通点。
V3は操作がものすごくめんどくさいのでここで投げそうになりがちだが耐えてほしい、前作と操作が同じだと思って説明を飛ばすと泣く羽目になるので把握してからやる事。
全作品登場。漫画形式で事件の振り返りを行い、穴抜けしているコマをヒント通りに当てはめていくパート。
作画は専用の人が担当していて、本編内のイラストとは一味違ったかわいさやかっこよさが楽しめる。
主人公の独壇場となるので演技が途切れず最も長く聞けるパートでもある。
ネタバレの問題で画像が用意できなかったので自分でプレイして確かめてほしい。
2、V3で登場。相手の反論を斬り捨てていき発展させるパート。
大体は二段階目で論破のウィークポイントが紛れて出てくる、誤って斬ってしまうと自分の印象を下げてしまうので要注意。
2で登場。疑問点について思考し、答えを導くのをイメージしたパート。
…なのだが、実際は脳内でスケボーに乗った日向を障害物と穴に当たらないようにゴールまで操作するパートである。
日向の声優がコナンと同じ高山みなみさんである事から、中の人ネタではないか?とよく言われている。
V3で登場。前述のロジカルダイブと趣旨は同じである。
こちらは車を脳内で操作して問題を開き、正解の選択肢を持った女性を乗せる流れとなっている。
V3で登場。証拠品を取り出すパート。
同じ色のパネルを消していく簡易なパズルゲーム方式となっている。
V3で登場。2つの陣営に分かれて意見のぶつけ合いをするパート。
味方の意見をどの反対意見にぶつけるかを指示していき、最後は味方全員で論破する。
操作が簡単なのに曲や演出がとても熱いので正直ここの流れを体験するためだけにV3やってほしいというのが数割占めている。
ここまでにダンガンロンパを始めたい・少しでも興味を持ってくれた人に向けて、注意点を4つ述べます。
Wikipediaもダメです、最新作のネタバレが驚くぐらいさらっと入ってました。
公式が一部公開してる部分もある以上どう触ってもネタバレの宝庫になります。
興味があるキャラが居れば公式の説明欄( 1・2 )( V3 )程度に情報を留めて、それ以上は絶対調べないでください。
その場の緊張感を実体験してほしい以外にも大きな理由があります。
YouTubeなどで実況動画やプレイ動画はちらほらありますね、ただこのゲームは全作1章までしか動画での公開を認めていません。
つまり2章以降のパート公開はルール違反です。ゲーム内ムービーまとめも同様ですよ。
もちろん1章のみの実況動画もたくさんありますが、コメントでのネタバレ自重が全く敷かれてないのでまっさらな状態でプレイしてほしいのが本音です。
まずこのゲームは基本CERO D(17歳以上推奨)です。
殺人を取り扱ってるので当たり前ではありますが、その点を除いてもパロディ・下ネタ・暴言およびブラックジョークが多々あります。
意味が分からないとそこの会話一帯が通じなかったり、逆に分かってしまったからこそ微妙な気持ちになるなどザラにあるので気を強く持ってください。
ジャンルを薦めるにあたってゲームよりハードルが低くはあるんですが、わざと極力触れていませんでした。
1は本編のシナリオがアニメ化していますが、端折りすぎて総集編未満といった感じなのでゲームを既にクリアしていてキャラが動く所が見たい人向けだと思います。
更に2の前日談および後日談として「ダンガンロンパ3 絶望編/未来編」がありますが、初見バイバイな上にゲームを楽しくやれた人ほど見ない方がいい作品になってるので度胸試し以外では見ない方が賢明です。
私からは恨み節しか出ないので解説は省きます、とにかくアニメはやめておきましょう。
まずこの課題にダンガンロンパを選んだ理由ですが、8割は布教目的です。
キャラ一覧にCVも載せましたが、学級裁判はフルボイスなのでその方々の演技がとことん味わえます。
生死予想を立てて好きなキャラを複数決めてからやると、後から見返して面白くなるのでオススメします。
なのでプレイしてくださいお願いしますなんならVITAごと貸すので…。
残りの2割は、私のダンガンロンパが好きだという気持ちが伝わればいいなと思ったのがあります。
上記の私のアニメ酷評を見て分かるかもしれませんが、ダンガンロンパは3のみならず全作品においてファン内であっても賛否の差が大きい作品となっています。
しかし、それでも語る事ができます。
どんなに自分の意に沿わない結末だろうと、それまでと比較して何がダメだったのかを議論しあえるのもこの作品の魅力だと思います。
ただ、最大の魅力はどんな死だろうと絶対無駄にはならない事です。
コロシアイが連鎖となっていき、生と死の葛藤から生まれる出来事は少なからずプレイヤーの心に爪痕を残します。
ですが、それはゲーム内で生きている彼らも同じです。
仲間の死を受け止めて、強く進歩を遂げるキャラもたくさんいます。
どんでん返しの真実が数々生まれようとも負けじと奮闘する姿は、どんな絶望も大きく薄れてしまうほどかっこいいんです。
だから私は、キャラゲーとしてだけではなくヒューマンドラマの集大成として、ダンガンロンパが本当に大好きです。
※画像リンク先の小説にネタバレ有
1の少し前の時系列の話。物語にかなり関係するので読む事を強く薦める。
基本は1をやった後にこれを読んで2を始めるのが公式ルートであり、2内でも読破していた方が分かりやすい箇所が存在する。
ただしゲーム内でも補完はあるし、私は1と2を先にやってから読んでも楽しめたので個々の余裕に合わせるのが良いかと思う。
挿絵がフルカラーなのでかなり見応えがある。
1に登場した"超高校級の???"霧切響子の過去に迫った小説。
当然だが才能のネタバレが大きく関わってくるので真相に辿り着いてから読んでほしい。
原作とは交わらないIFの物語なので読む必要はさほどないが、単純に推理小説としても読む価値がある一作。
2のコミカライズ作品。
コロシアイが無いほのぼのとした展開を描いたIFストーリーである。
しかし作者の都合で全員分の話が描かれる前に1巻で完結してしまっている、悲しい。
1の後日談、2の前日談にあたるゲームでの外伝。
概要出した瞬間に1のネタバレに直結するため情報は伏せるが、主人公は苗木誠の妹である苗木こまるである。
シューティングゲームが主であり、推理要素はない。
体感ほぼ全箇所フルボイスな上にアニメーションまで入っているので余裕がある時に興味があれば手を出す程度で問題ない。