イワーノ・ゲペルニッチ


ゲペルニッチ

( 声 : 井上瑤)

バロータ軍の総司令官。ゴーグルで素顔を隠し、艦隊旗艦宇宙空母のブリッジにおいてみずからさまざまな作戦を立て、配下に実行させる。移民船団マクロス7に対する調査と実験を命じ、みずからの「夢」にもとづきスピリチアを無限に供給することを目的とした「スピリチアファーム・プロジェクト」を提唱する。つねに詩的で謎めいた言葉を使うのが特徴で、敵方に通信する際は必ず最初に自分の名を名乗る。

その正体はプロトカルチャーによって製造された生体兵器エビル・シリーズのなかでも最大・最強の個体を器とするプロトデビルンの頭目格。プロトカルチャー暦2872年に「アニマスピリチア」の力によって他のプロトデビルンとともにバロータ3198XE第4惑星に封印されるが、約50万年後の西暦2043年、第4惑星を訪れた地球人の特務調査部隊が封印のフィールド中和作業を行い、意識のみが覚醒する。封印チャンバーを最初に発見した調査船団の指揮官である地球統合軍本部幕僚イワーノ・ギュンター参謀と意思疎通したあと、その肉体に精神のみ憑依、「イワーノ・ゲペルニッチ」となり、調査船団のメンバーを精神制御して配下とする。数々の特殊能力を有し、仮の肉体であってもスピリチアの直接吸収、他者の超空間転移などといったさまざまな能力を使用することができる。

ゲペルニッチ

マクロス7船団との戦いのなかで、当初より異常なスピリチアの持ち主として目をつけていたバサラが「アニマスピリチア」であることを確認し、吸収対象のスピリチア自己再生の手段として捕獲を命じる。

本体は青色と紫色の突起などが八方に広がった形状で、通常の状態では波紋状の黒い物体に覆われている。サイズはスピリチアを吸収することにより増大し、最大で主系列星の星系半径以上となる。スピリチアが減少すると自身の意思に反して暴走を始め、周囲の黒い部分が吹き飛び、強力なエネルギー波や光線を発しながら無数の触手と暗黒色のエネルギーで全銀河のスピリチアを無限に吸収し続ける「スピリチアのブラックホール」と化す

ゲペルニッチ

2046年2月、ほかのすべてのプロトデビルンが覚醒し、シビルを封じたあとにみずからの本体も覚醒、ギュンターの肉体を取り込みその中枢とするが、マクロス7側の反撃を受けて暴走を始め、計画は完全に頓挫する。一度は絶望するものの、目の前で歌うバサラ、そしてシビルに触発されてみずから歌い、スピリチア自己再生種族へと進化を遂げる。

<主のひとことコメント>49話のゲペルニッチが歌うシーンは必見です!

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