タピオカミルクティーが本格的に日本に上陸したのは、2013年。
台湾の春水堂の初出店がきっかけなのだ。
タピオカは1990年代に平成初期に一度流行っていますが、当時のタピオカミルクティーと今日のタピオカティーは全く別の飲み物であり、別の背景で愛されていると認識されたほうが良いかもしれません。
なお、現在のようなタピオカティーブームを加速させたのは「THE ALLEY」だと言われています。
若者の”フラペチーノ離れ”現在のタピオカティーのポジションに永く君臨していたのは、スターバックスのフラペチーノです。
よって、フラペチーノの新味よりも、もっと新しくてニュース性がある存在が誕生すれば、必然的に彼女たちはそっちへ向かう先を変えていきます。
タピオカは、南米原産のキャッサバというイモの根茎から製造したデンプンのこと。
このデンプンを水で溶いて加熱し、6〜10mm程度の粒状に加工すると、もちもちの食感を持つタピオカパールと呼ばれる食材になり、これが日本でタピオカと呼ばれています。
実はキャッサバには、シアン化合物という有毒成分が含まれています。生食のままでは食べられず、食用にするためには毒抜き処理が必要です。
有毒成分を取り除く加工が施されたキャッサバだけが、日本への輸入を許されています。
なお、ミルクティーなどで見かけるタピオカは黒い粒が多く、他にもピンク、オレンジなどカラフルなものもありますが、これらは全てカラメルで色付けされたもの。本来のタピオカは半透明の乳白色です。
気になるタピオカのカロリーと糖質は?
タピオカの原材料はイモ類のデンプン、つまり炭水化物です。
巷では「炭水化物=ダイエットの敵」と言われがちで、カロリーと糖質が気になりますが、文部科学省の食品成分データベースで調べると、乾燥タピオカパール100g当たりのカロリーは355kcal、糖質(炭水化物)は87.8gです。
炭水化物の代表である白飯は100g当たりのカロリーが168kcal、糖質は37.1なので、意外と高カロリー・高糖質だなと思われるかも知れませんが、355kcalはあくまでも乾燥状態での数値。
デザートやドリンクで使うゆでたタピオカパールの場合、100g当たりのカロリーは62kcal、糖質は15.4なので白飯よりも低くなります。
終わり。(後半適当すぎてごめんなさい。&見にくくてすみません。)