項目
1.Ninja 250R 2.NSR250R 3.CB400 SUPER FOUR 4.HORNET |
2008年に登場し、日本市場にふたたび250ccスポーツバイク人気を巻き起こし たのが、ニンジャ250Rだった。とはいえ、日本市場メインに企画されたモデル というわけではなく、東南アジアはじめ世界各国で販売するための世界戦略車 で、生産はタイで行なわれた。そのことが、50万円を切る車体価格を実現し、 ニンジャ250R成功の一因となった(同年モデルのエストレアやKLX250よりも、 2002年のZZR250よりも安かった)。搭載されたのは、249ccの水冷4スト並列 2気筒パラレルツインエンジンで、車体外観はスーパースポーツ的ながら、中低 速域での実用的な出力特性が与えられていた。フレームなどのシャシーも、かつ ての250ccスポーツのような尖ったスペックを持つわけではなかったが、軽快 なハンドリング、中低速重視が生み出すスロットルレスポンスの良さなど、総合 的な魅力が高い人気につながったといえる。ニンジャ250Rが登場するまでは、数 年にわたって国内モデルにフルカウルスポーツが存在していなかったが、この成 功のあと、ホンダ、スズキ、ヤマハも同クラスにフルカウルスポーツを投入して いった。ニンジャ250Rのモデル変遷としては、2011年モデルでメーターパネル が変更されたぐらいで、カラーチェンジと特別外装の限定仕様車の設定が続き、 2012年7月にスペシャルエディションが登場した後、翌年には後継モデルのニン ジャ250へとバトンタッチした。 |
タイプグレード名 | Ninja250R |
全長 (mm) | 2085 |
全幅 (mm) | 715 |
全高 (mm) | 1110 |
シート高 (mm) | 775 |
車両重量 (kg) | 168 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 40.0 |
測定基準(1) | 国交省届出(60km/h走行時) |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 2 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式/td> | 水冷/td> |
排気量 (cc) | 248 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 17 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
ロードレース世界選手権(WGP・のちのMotoGP)250ccクラスで2年連続 (1985年・86年)のチャンピオンマシンとなったNSR250のレプリカモデルと して登場したNSR250R。 Vバンク角90°の水冷2ストローク2気筒エンジンを、 軽量なシャシーに搭載したスーパースポーツバイクである。1986年デビューの MC16型、のちに最強のNSRと呼ばれることになる1988年登場のMC18型、続い てMC21(1990年)、MC28(93年)と、10年ほどのモデルライフの中で4回の フルモデルチェンジ(新登場含む)を行うなど、レーサー直系モデルらしい短い スパンでの進化を続けていった。 |
タイプグレード名 | NSR250R |
全長 (mm) | 1975 |
全幅 (mm) | 655 |
全高 (mm) | 1060 |
シート高 (mm) | 770 |
車両重量 (kg) | 151 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 30.2 |
測定基準(1) | 50km/h走行時 |
原動機種類 | 2ストローク |
気筒数 | 2 |
シリンダ配列 | V型(L型) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 249 |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量(L) | 16 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
エンジン始動方式 | キックスターター式 |
CB400スーパーフォア(略称 CB400SF)が登場した1992年は、それまでのスーパースポーツ(レーサーレプリカ)のブームが、先鋭化しすぎたことによるのか鎮静化し、アメリカンやネイキッドなどのトラディショナルなスタイルが人気を集めていた時代だった。ホンダの400ccネイキッドとしては、先行してCB-1(1989年)が存在しており、その後を継いだのが、CB400スーパーフォア(CB400SF)である。当時ホンダでは「プロジェクト BIG-1」 と呼ばれた新しいロードスポーツを作り上げる計画が進行しており、1991年秋の東京モーターショーで、CB1000スーパーフォアというコンセプトモデルが発表されていた(のち、市販化)。その400ccバージョンとして登場したのが、CB400スーパーフォアである。初期型の型式は、NC31(1992~1998)、フルモデルチェンジ(1999年)を受けて、NC39型へと進化したタイミングで、以降のモデルでCB400スーパーフォアを象徴する機能となる 「HYPER VTEC」が搭載された。エンジン回転数に応じて吸排気バルブの開閉を変化させるハイパーVテックのバージョンアップを中心に、2000年代前半のマイナーチェンジが行われ、2005年からは、ハーフカウルを装備したCB400スーパーボルドールも並行してラインナップされるようになった。2007年12月のマイナーチェンジでは排出ガス規制への対応もあって、NC42型へと進化。「プロジェクト BIG-1」誕生から25年目となる2017年10月発売のモデルからは ヘッドライトがLED化さた。2018年11月発売のモデル(2019年モデル)からは、標準でABSが搭載されるようになった。 |
タイプグレード名 | CB400 SUPER FOUR |
全長 (mm) | 2080 |
全幅 (mm) | 745 |
全高 (mm) | 1080 |
シート高 (mm) | 755 |
車両重量 (kg) | 201 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 31,0 |
測定基準(1) | 国交省届出(60km/h走行時) |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 4 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 399 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 18 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
Hornet=スズメバチという名を持つ250cc直列4気筒スポーツバイク。ホンダの同名シリーズには、600ccや900ccなどの大排気量モデルも存在したが、軽二輪250ccという扱いやすさと、そこに組み合わされた180mmの太いタイヤの力強さが、小さくても強力なスズメバチのイメージにもっとも合致していた。1995年秋の東京モーターショーに参考出品され、翌年2月に市販されたホーネット(他の排気量と区分するため便宜上「ホーネット250」と称されることも)は、1980年代からのCBR250系の流れをくむエンジンを搭載していた。そのレーサーレプリカ時代を生きたエンジンは、ネイキッドらしく低中回転域での出力を重視していたが、それでもわずか249ccを4気筒に分けているため、高回転まで爽快に吹け上がった。2000年モデルでは二次空気導入装置を設けることで排出ガス規制に適合し、2003年にはシート高を15mm下げ、バックミラーが角型になるなどの変更を受けた。2005年にはマルチリフレクターヘッドライトを採用するとともに、ツートーンカラーのデラックスタイプが追加された。2006年末に発売された2007年モデルをもってモデルライフを終えた。 |
タイプグレード名 | HORNET |
全長 (mm) | 2045 |
全幅 (mm) | 740 |
全高 (mm) | 1055 |
シート高 (mm) | 760 |
車両重量 (kg) | 166 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 32.0 |
測定基準(1) | 60km/h走行時 |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 4 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 249 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量(L) | 16 |
燃料タンク ・リザーブ容量 (L) | 4 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |