バトルロイヤルゲーム(Battle royale game)は、コンピュータゲームジャンルの一種。サバイバルゲームの生存、探索、採集要素にラストマン・スタンディング(最後の1人)を融合したゲームを指す。ジャンルの名称は、縮小していくプレイゾーンの中で最後の1人になるまで倒し合うというテーマの日本映画『バトル・ロワイアル』(2000年)から取られている。バトルロイヤルゲームは単にバトルロイヤルとも呼称される他、日本においては映画のタイトル「バトルロワイアル」やその略称の「バトロワ」もインターネットメディア等で本ジャンルを指す際に用いられている。
バトルロイヤルゲームには、通常多くのプレイヤーが参加するが、試合開始時は全員最小限の装備しか持っていないため、各プレイヤーは敵を全員倒すために武器と防具を探すことになり、その一方で時間の経過とともに狭まっていく「安全地帯」の外に出ないようにしながらゲームの最後の1人、つまり「勝者」を目指す。2010年代初頭の『Minecraft』や『ARMA 2』のような大規模なオンラインサバイバルゲーム用modを起源とするこのジャンルは、2010年代の終わりまでに文化現象となり、『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(2017) 、『フォートナイト バトルロイヤル』(2017)、『エーペックスレジェンズ』(2019)『コール オブ デューティ ウォーゾーン』(2020)などのスタンドアロンゲームがそれぞれリリースから数か月以内に数千万人のプレイヤーを獲得している。