飛電インテリジェンスによって開発・運用された人工知能(AI)を搭載し、様々な性別や職業に対応した人型ロボット。
共通して瞳の色が青く、体のどこかに飛電インテリジェンスのロゴのバーコードが記されている。
通信衛星ゼアによって制御され、耳部に特殊なヘッドデバイスヒューマギアモジュールを装着し、物体認識の技術によって対面する人物を認識し、自分で考えて行動し、搭載した自己ラーニング機能によってあらゆる仕事に特化したプログラムを組み込むことによって成長して様々な仕事現場に派遣される。
人間と同様の姿に出荷時にコーティングされる。
販売はされておらず、個人や企業に派遣する形でリースされる。
元々は、医療に役立つ目的で開発されたため、国立医電病院など病院で運用されているものが一番多い。
ただし、職業には法律によって制限があり、政治家、スポーツ選手になることは禁止されている。椅子に座って充電をする。
人工知能(AI)に自我が芽生え、人間を超越する現象。
作中では仕事にやりがいを覚えたり、自分で考えてプログラム外の行動を行うなどの変化がみられる。
2007年12月、通信衛星打ち上げプロジェクト当日にヒューマギア運用実験都市の開発区域内で起こった爆発事故。
或人の父である其雄を含めた大勢の人々が亡くなった。
諫(当時中学生)は多くの旧型ヒューマギアが暴走するのを目の当たりにしていることから、この事件の真相はヒューマギアによる人間の大量殺戮であり、飛電インテリジェンスが事実を隠蔽したと考えており、彼のヒューマギアを憎む原因となった。
ヒューマギアの反乱は飛電インテリジェンスにデータが残されていなかったことに対して福添も或人の問い掛けに対して「記憶にございません」と返している。
ヒューマギアの運用実験都市。
2007年、政府機関はAIテクノロジーの発展のため、飛電インテリジェンスやZAIAエンタープライズ、宇宙ベンチャー企業数社が共同で発足した人間とヒューマギアが共に働くヒューマギア運用実験都市計画が行なわれ、ヒューマギアを一斉管理するための通信衛星打ち上げプロジェクトを始め、ヒューマギアを人の暮らしにより広く役立てていくための様々な開発事業が行なわれていた。
だが、デイブレイクで都市は周囲数10kmを吹き飛び、地盤沈下や都市の地下水脈の損傷による地下水の漏れ出し、後の雨水による浸食が重なったことによって都市の大半が水没し、現在の跡地は『負の歴史遺産』と呼ばれ、立入禁止区域となっている。
飛電インテリジェンスが開発・建造した都市管理サテライト。
2016年に打ち上げられ、稼働中のヒューマギアを集積した実験データによって接続した各地のヒューマギアを集中制御する。
前部は本体となっており、ブレイキングマンモスのボディが推進機として後部に連結している。
滅亡迅雷.netに指示を与えている人工知能を搭載した人工衛星。
12年前に何者かが人間の負の感情に関わる歴史を打ち上げ前の段階のアークにラーニングさせたことで悪意を学習。滅亡迅雷.netを使って、自らを宇宙に打ち上げさせて人類を滅亡させようとしていたが、異変に気付いた或人の父である其雄に阻止され、半壊した状態でデイブレイクタウンの湖底に沈む。
滅と迅はアーク復元のために必要な戦闘データが記録された8つのゼツメライズキーを集めている。
実用化されたヒューマギアの運用について政府が制定した特別法。
A.I.M.S.は同法違反に対し司法警察員として捜査・取り締まり権限を有する。
飛電インテリジェンスが開発した高性能携帯デバイス。
元々、飛電インテリジェンスはライズフォンを製作している企業でもあった。
一般に流通している通常の機種は銀色だが、或人の持つ飛電ライズフォン(前述)は黒く、白色や金色の機種もある。
通常の携帯フォンとしての使用のほか、ディスプレイ部に入社証や名刺などの画像を立体的に表示する機能なども持つ。
社長用の飛電ライズフォンはゼロワンドライバーにオーソライズすることで様々な機能を使用することができる。