Fateシリーズの全並行世界の過去・現在・未来の英雄たちの霊であり、実在・架空を問わず、人類史や神話・伝承において偉大な功績をあげ、死後もなお人々の信仰の対象とされる英雄の霊格が、人間霊よりも高位である精霊・神霊・聖霊の域にまで昇華され、世界の外側、根源の渦の内部にある「英霊の座」と呼ばれるデータベースに登録されることで、時間、因果、そして輪廻の枠からも外れて不変の現象となった存在。
なお、聖杯戦争ではサーヴァントの真名(本名、諱)を知られると原典を調べられて容易に弱点を露呈してしまう恐れがあるため、真名を隠しクラス名で呼ぶのが一般的であり、場合によってはマスターにさえ隠す事もある(隠す事にこだわらず自分から明かす者もいる
英霊をサーヴァントとして召喚するために憑依させる「器」で、英霊それぞれの能力や逸話に応じて7つのいずれかに分けられ、基本的に重複はしない。
基本7クラスに該当しない特殊な英霊の場合は「特殊クラス」として召喚される。冬木の聖杯戦争では、その際三騎士以外の4クラスの内のどれかと入れ替わる形になる。
複数のクラスに該当する英雄の場合、サーヴァントとして召喚される際は、いずれかのクラスに該当する側面が召喚される。
元が同じ英霊でも、クラスによって姿・能力などが異なる別個のサーヴァントとして召喚される場合がある。
「クラス」がある理由は、聖杯には一つの側面を再現する程度の性能しかないため。言ってしまえば、そのままの召喚が無理なため、「クラス」という劣化措置をしてい
剣士の英霊
「三大騎士クラス」の一角で、バランスが取れた能力から「最優」と称されるサーヴァント。
魔力、幸運を除いた身体能力系の値が軒並み水準以上で別クラスからセイバークラスになった者は
身体能力系のステータスが前クラスより上がる傾向にある。
弓兵の英霊
三大騎士クラスの一角とされる、その配属基準は射撃兵装の有無のみ。。
“撃つ”という概念に由来するクラスのため、弓兵とはいうものの、飛び道具であれば弓、銃、砲、スリングなどなんでもかまわない。
最近では電気だの魔眼だのを飛ばす奴まで現れたため間口が更に広くなっている。さすがに投槍の類はランサーに分類されるが。
槍兵の英霊
サーヴァントの中でも特に機動力、運動性能に秀でた英霊が配置され、こと1対1の白兵戦能力では右に並ぶもののない性能を有する。
騎乗兵の英霊
高い機動力と強力で多彩な宝具を所有するタイプのサーヴァント。
適正は「乗り物に乗っていた伝説があるかどうか」だけなので、かなり緩い。
その乗り物も、馬や戦車等の戦場で使われるものに限らず、船や幻獣など多岐にわたる。
そのため、騎士や戦士以外にも王族や聖人、船乗り、海賊などがクラス適正を得ている。
また、レアケースながら騎乗される側の動物そのものがライダークラスとして召喚される事もある。
クラス特性として「騎乗」と「対魔力」を保有するが、「対魔力」は三大騎士クラスよりは弱い。
しかし、三大騎士よりライダーで呼ばれた方が強いと言われている英霊も数多くいる。
魔術師の英霊
魔術を得意としており、魔術師としては聖杯戦争中最強格。
中には神代の魔術を扱うものもいる。
半面、他のサーヴァントに対しては白兵戦能力で大きく劣るものが多い。
暗殺者の英霊
直接戦闘においてはサーヴァント最弱の呼び名も名高いクラスであり、事実そのステータスは基本7クラスの中では最も低い。
代わりに自身の気配を消すことが出来る「気配遮断」スキルを有しており、誰にも気付かれることなく相手マスターに接近することができるため、
サーヴァント戦を避けてマスターの暗殺を主とする特殊なクラスである。別名「マスター殺しのサーヴァント」。
狂戦士の英霊
英霊に「狂」の付加要素を許諾させるだけで該当できるクラス。
召喚呪文に特定の一節を組み込むことでクラスを指定して召喚できる。
配属条件は生前に「発狂した伝説がある」もしくは「狂気的ともいえる在り方や行動をとっている」こと。また聖遺物を用意したクラス指定召喚の場合は指定先の英霊が狂化を受け入れるかどうかにもよる。
復讐者の英霊
初めて世に出たエクストラクラスだが、『GrandOrder』以前はその中でもさらに特殊なアンリマユ1体しか該当しておらず、極めて謎の多いクラス。
クラスカードのイラストは、拘束具に繋がれた長髪の青年。恐らく生前のアンリマユがモデルと思われる。
裁定者の英霊
聖杯自身に召喚され、『聖杯戦争』という概念そのものを守るために動く、絶対的な管理者。部外者を巻き込むなど規約に反する者に注意を促し、場合によってはペナルティを与え、聖杯戦争そのものが成立しなくなる事態を防ぐためのサーヴァント。
そのため現界するのにマスターを必要とせず、「中立の審判」として基本的にどの陣営に組する事もない。
Fate/EXTRA-CCCにおいて、クラス名の代わりに用いられていた呼称。
『Fate/GrandOrder』においてはエクストラクラスの1つとして実装。
相性はルーラーに弱く、アヴェンジャーに強いと三すくみを形成できるようになっている。
実装数及び入手できる機会が極めて少ないクラスであり、敵クラスとしては比較的メジャーな部類に入るアヴェンジャーへの対抗手段として、ユーザーからは重宝されている。
自我から分かたれた分身。オルターエゴとも。
アバターとは違いオリジナルからデザインされた生命であるが、自我を獲得し本体とは異なる行動原理や目的意識を持つ場合も少なくない。
ただし、本体から抽出された一部を受け継いでいる場合もまた多い。
その英霊のペルソナの一つが別個体として独立した別人である。
降臨者の英霊
初出は『Fate/Grand Order』1.5部「- Epic of Remnant -」の最終章「禁忌降臨庭園セイレム」。
外宇宙、もしくは別次元より飛来した存在を根ざすサーヴァントクラス。
地球、さらに言えばその一円に類する内的宇宙に連なる真理から外れた、異邦から呼び寄せられた存在に、後天的な理由で縁深くなった英霊。
「世界観を乱す者」とも形容される。
聖杯によって呼びだされた盾を持った騎士の英霊
通常の聖杯戦争では召喚されないエクストラクラスの1つ。
クラスカードのイラストは、現時点では未だ不明。
クラス相性は自身を含む全クラスと相性関係を持たず等倍。この特性はシールダーとビーストⅡのみがもつ特殊なもの。
獣のクラス
人間の獣性によって生み出された7つの大災害であり、人類と人類の文明を滅ぼす破滅の化身。
文明より生まれ、文明を食らう災厄の獣。人類の原罪が生む自業自得の死の要因。
英霊召喚の元になった人類の自滅機構(アポトーシス)でもあり、これも7つの霊基として存在する。
その名は人類悪。
人類史の中で人類である限り出てくる悪。人類史に留まる澱み。いわば、人類そのものの汚点で人類を滅ぼす七つの災害。これは人類が発展するほど強くなる、人類種の癌細胞そのもの。
上記以外にも
セイヴァー 初出はFate/EXTRA
フェイカー 初登場はロード・エルメロイⅡ世の事件簿。
ボイジャー Fate/Requiem
ウォッチャー Fate/strangeFake
これ以外にも面白いサーヴァントなどがいるので気になった方は調べてみね。