ブサカワ動物

ここではブサカワ動物たちを紹介します

パグ

特徴

パグは、鼻ぺちゃでシワがある顔立ちをした短頭種の犬種です。
吠えることが少なく大人しく、鳴き声も小さいためペット初心者にもおすすめです。ただし、しつけ次第でわがままになったり、
噛むことが増えたりするので、子犬のうちからしっかりしつけておきましょう。

性格

パグは陽気で人懐っこく、飼い主さんと遊ぶのが大好きです。
愛情深く優しい性格で、初心者でもペットとして飼いやすいのが特徴です。ただし寂しがり屋で鳴き声が小さいため、番犬、長期の留守番には不向きです。
旅行する時は、ペットも泊まれるホテルを選ぶか、ペット用ホテルも検討しておいた方が望ましいでしょう。

歴史

パグは、紀元前400年から中国で生息していたと言われている歴史の古い犬種です。
その後、貿易などを通じて欧州各国に広まり、欧州では18~19世紀にかけて貴族、王族たちから人気を得ました。
現在では、家庭犬として世界各国で人気があります。

エキゾチックショートヘア

特徴

優しい雰囲気のエキゾチックショートヘア。
頭部は丸く、やや離れ気味の大きな目と横に並ぶように、 低く小さい鼻がついているのがポイントです。
この特徴的な見た目が人気となり、 マンガ「おじさまと猫」に登場するブサイクな猫ふくまるや「オトナ女子」 に登場する猫ちくわのモデルとなっています。

性格

穏やかで人懐こい性格で、家にいる時間が多い人向けの猫とも言われています。
甘えたがる子も多く、一緒にいる時間を取ってあげましょう。スキンシップが大好きなので、 家にいるときは構ってあげると喜びます。
ブラッシングもスキンシップの一つとして習慣づけるとよいでしょう。

歴史

エキゾチックショートヘアのルーツはふたつあります。
ひとつはペルシャとバーミーズを交配して作られたというもの。 茶色い毛のペルシャを生み出すことを目的に改良されましたが、結果は失敗に終わりました。
しかし、その途中で短毛の個体や鼻のつぶれた個性的な猫が誕生しました。 それがエキゾチックショートヘアの元祖です。
もうひとつは、短毛のペルシャを作りたいという要望で改良されたもの。 ペルシャとアメリカンショートヘアの交配がおこなわれ、さらに短足の猫も掛け合わされ、エキゾチックショートヘアが作出されました。
当時はシルバーが多く「スターリング」と呼ばれていましたが、 1966年に登録が認められエキゾチックショートヘアへ改名されたのです。

ブルドッグ

特徴

イギリスの国を代表する国犬。体中どこをとっても個性的で、マッチョでありながら愛嬌のある姿がなんともユニークです。
目が離れていて、上唇があごの上に重々しく垂れ下がっている様子から、荒々しく怖そうな印象を与えますが、温和な性格で、飼い主さんに対しては誠実。
甘えん坊で頑固な一面もあります。無愛想にも見える顔の表情と裏腹に、全身で喜びを表す、 愛嬌たっぷりの犬種です。優しい雰囲気のエキゾチックショートヘア。
頭部は丸く、やや離れ気味の大きな目と横に並ぶように、 低く小さい鼻がついているのがポイントです。

性格

性格は落ちつきがあり、温和で陽気、愛嬌たっぷりです。
飼い主に対しては誠実で、常に愛情を求める、甘えん坊の性格です。
基本はマイペースですが、意思とそぐわない事に関しては、かたくなに拒否をする頑固な 一面も見せます。

歴史

ブルドッグの起源は「ブルベイティング」という競技のために、マスティフ系の犬種を改良したのが始まりとされています。
「ブルベイティング」とはその名の通り、牛(ブル)に噛みつく(ベイティング)という意味で、13世紀にイギリスから始まった見世物です。

ボストンテリア

特徴

スクエアな独特の頭部、体型と毛色が特徴的なボストンテリア。
小さいながら引き締まった筋肉質な体質は力強さを感じさせます。 黒に白斑が入った体はボストンカラーと呼ばれ、この犬種の魅力をさらに引き立てています。
小型犬ながら体重によりサイズが3つに分類される珍しい犬種でもあります。

性格

特徴的な温和な性格は「アメリカ犬界の紳士」という異名をもらっています。
人なつこく、愛嬌があり、優しい性質です。相手を傷つけることを好まず、 人間と交わりを好みます。
しかし、自分の問題は自分で解決すると言われるほど頑固な一面もあります。 また、テリア種の特徴でもある興奮しやすい一面をもつイヌもいます。

歴史

1860年代にアメリカ・マサチューセッツ州の大都市ボストンで生まれた「フーパーズジャッジ」という犬がその起源です。
ロバート・C・フーパーという人物の手によって、 ブルドッグとイングリッシュテリアを交配させて作出されたジャッジは、 白くて小柄な「バーネッツジップ」というメス犬と交配され、 「エフ」という子どもが生まれました。

チャウチャウ

特徴

しかめっ面のようなユニークな表情で、愛嬌たっぷりのチャウ・チャウ。
毛量が多く、がっしりとした体型で、ライオンかクマのぬいぐるみのような印象を受けますが、 外見とは裏腹に警戒心が強い一面をもつ犬種です。後肢の関節がまっすぐなので、 竹馬に乗っているようにトコトコと特徴的な歩き方をします。

性格

飼い主さんには基本的に従順ですが、 遺伝的に原種に近いため子犬のように甘える行動を見せることは多くありません。
頑固で警戒心が強い一面をもっているので、 見知らぬ人や犬に対して吠えたり攻撃したりしないよう、 子犬の頃からしっかりと社会化やトレーニングを行うことが大切です

歴史

チャウチャウの歴史は古く、中国では2000年以上前から知られており、
歴代の王朝時代より寺院を悪霊から守る守護獣として飼われていました。 中国の伝説ではライオンと熊から生まれた子とされ、唐獅子のモデルともいわれています。 神社の狛犬にも似ていますね。

ペキニーズ

特徴

首のまわりに生えた、豊かなたてがみのような毛が独特で気品のあるペキニーズ。
中国の伝説ではライオンと猿の結婚により、 ライオンの威厳と猿の愛嬌をもったペキニーズが生まれたといわれています。
毛のかたまりがユラユラ動いているような、独自な魅力をもつペキニーズ。深みのある輝きを放つ瞳も印象的な、 古代からの誇り高き愛玩犬です。

性格

ペキニーズの性格は、落ち着きがあり利口でマイペース。
キュートな外見とは違い、自立心旺盛で、怖いもの知らずの勇敢な面もあります。 飼い主さんに誠実で、吠えにくい傾向があるので、飼育初心者でも飼いやすいでしょう。
とはいえ、誇り高く頑固な一面もあるので、しつけは時間をかけてじっくり行いたいですね。

歴史

ペキニーズの歴史は古く、残されている記録だけでも8世紀の唐の時代までさかのぼることができます。
紀元前5世紀ごろの仏教では、獅子は霊的なシンボルとされていて、邪気を払うなどの伝説もあり、そのことから「獅子のような犬」の繁殖がチベットの寺院で始まったといわれています。
そうして生まれたペキニーズは、チベット仏教の統率者であるダライ・ラマによって、秦の始皇帝をはじめとした中国の歴代の皇帝に贈られてきました。
王宮で大切に飼われ、門外不出の犬であった「獅子犬」ですが、アヘン戦争で戦ったイギリス軍によって1860年イギリスに渡り、1893年にはドッグショーに登場したことで広く一般にも知られることとなりました。
1890年代後半にはアメリカに渡り、1906年アメリカのケネルクラブに登録されると、ペキニーズは世界中で人気の犬種となりました。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

特徴

コンフォーター(癒しの)スパニエルと呼ばれるほどやさしい性格と、絹のように美しい毛並みが特徴のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。
日本の住環境での室内飼育にも合い、飼いやすい犬種の一つです。しつけもしやすく、物覚えもいいため、犬を飼うのが初めての人にも向きます。

性格

協調性が高く、初めて対面する犬や人とも比較的よくなつきます。
優しい性格なので、子どもたちの元気いっぱいな行動に対しても寛容な精神をもって臨みます。
また穏やかで物静かな性格も持ちあわせているため、家庭犬として理想的な犬種とも言われています。
走って追いかけっこをするよりも、色々な物のニオイを嗅ぎながら屋外を散策散歩することを好みます。

歴史

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、愛犬家として有名なイギリス王室で古くから愛されてきた、イギリス原産の犬種です。
その名の通り、チャールズ1世・2世にとても愛され、特にチャールズ2世は、昔の絵画に残されたこのスパニエルをなんとか復元しようと、賞金をかけてまで追い求めた犬種だったと言われています。
「スパニエル」とは本来猟犬を意味し、キャバリアの祖先となる犬も、16世紀ごろには鳥猟犬として活躍していました。
当初は、コッカー・スパニエルに似た見た目だったようですが、1920年代には、小型のスパニエルと鼻ぺちゃの愛玩犬を交配して、「キング・チャールズ・スパニエル」が作り出されました。
見た目もキュートなこの鼻ぺちゃ犬は、イギリスをはじめとするヨーロッパの王室や貴族たちに愛されましたが、鼻ぺちゃ故にいびきがうるさく、呼吸器疾患などにかかりやすいことが欠点視されていたそうです。
そこを改善しようと立ち上がった愛好家たちが、鼻の長いタイプの初期のスパニエルを残そうと、繁殖に尽力しました。こうして、鼻の長いキング・チャールズ・スパニエルが固定化し、1945年にイギリスで「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」という犬種として登録されるに至りました。
キャバリアとは「騎士」という意味で、その名前からも気品が感じられますね。

チベタンスパニエル

特徴

体高より体長が長く、小さめの頭に小さめのマズル、アンダー・ショットの独特な咬み合わせをしています。
卵型でダークブラウンの目、うさぎのようにカーブを描いた前足をしており、ふさふさしたしっぽは巻いていて、全身はシルクのような細い長毛に覆われた小型犬です。
理想的な体高は25.4cm、体重は4.1~6.8kgとされています。

性格

明るく活発な小型犬なので、室内でいっしょに遊べて散歩が楽な犬を飼いたい人に向いています。
ただし、警戒心が強く、独立心が旺盛な面もあるので、しつけは早期から根気よく行うことが大切です。

歴史

チべタンスパニエルは紀元前1100年ごろに作られた中国の銅像にもその姿が描かれているほど長い歴史を持っていますが、起源は詳細不明です。
チベタンスパニエルはチベットの僧院と関係が深く、歴代のダライ・ラマに「祈祷のための犬(プレイヤースパニエル)」として可愛がられたといわれます。

フレンチブルドッグ

特徴

愛嬌のある顔で動き回ったり甘えたり。
そのしぐさのひとつひとつが魅力的な犬種です。 コウモリのようにピンと立った耳はこの犬種独特のもので、いろいろな方向に傾けるしぐさもチャーミング。
性格は社交的で明るく、好奇心も旺盛です。

性格

明るく社交的で、好奇心旺盛で遊び好き。
また、飼い主さんに忠実で、いっしょに遊んだり甘えたりすることが大好きです。その半面、ひとりぼっちは大嫌いで留守番は苦手です。
もの覚えがよく容易にしつけられますが、体罰や強く叱るのは禁物。興奮しやすい犬種なので、指示で落ち着かせられるようにしつけておくことが大切です。

歴史

フレンチ・ブルドッグの起源については様々な説がありますが、祖先はモロシア犬であるといわれています。
もとは牛追い用に用いられるなど、カラダも大きく重量のあるブルドッグが活躍していましたが、1835年に戦闘犬が禁止されます。
その影響から種の存続のため、品種改良と交配を繰り返し、小型のブルドッグが生み出されたのです。
世は産業革命の時代、フランスの北部へと移住したイギリス人は小柄なブルドッグも一緒に連れて行きました。そして1880年代に熱心なブリーダーによって異種交配がなされ、フレンチ・ブルドッグが誕生しました。
当初はネズミ捕り用に飼われていたのですが、その風貌と特徴でフランスの上流階級や芸術家の人々に受け入れられ、認知度と人気は広がっていくことになります。
その後、フランスを旅行していたアメリカ人によってフレンチ・ブルドッグはアメリカへ渡ります。
アメリカでは耳が立った「コウモリ耳」のフレンチ・ブルドッグの人気が高く、原産国のフランスでは垂れ耳のフレンチ・ブルドッグの方に人気が集まりました。
どちらがフレンチ・ブルドッグとして正しいかという議論が続きましたが、1900年代にアメリカで行われたフレンチ・ブルドッグショーの結果が決定打となり、ピンとした立ち耳が標準と定められるようになりました。
現在フレンチ・ブルドッグにアメリカタイプとヨーロッパタイプが存在しているのは、この頃の名残といわれています。。

ミニチュアブルテリア

特徴

ミニチュアブルテリアは、愛玩動物としての可愛らしさを持ちながらも、体ががっちりと作られている犬です。
立ち姿も非常に勇ましく、ミニチュアという名前でありながらも中型犬にカテゴライズされる大きさがあります。元気で体力があり、犬によってはたくましい筋肉が映えるほど、頼もしい雰囲気を持つ品種です。
大きさとしては、体重が10~15kgほど、体高が30cm前後となっています。
毛の色は白や黒、フォーンなどが多く、白と黒の混ざったタイプも人気があります。目の部分が黒色になっている「アイパンチ」のあるタイプも人気で、この有無や形によって価格が変動することもあるようです。
毛は短めで、ふさふさとした柔らかさが感じられるようなタイプではありません。

性格

しっかりした体型の印象通り、頑固で自身を尊重するような人間らしい性格を持っている点が大きな特徴です。
その人間のような一面がユニークであり、親近感を覚える愛くるしい部分でもあります。
基本的には好奇心旺盛で、自慢の体を活かしてとても活発に動き回ります。そうしたやんちゃな面も大きな特徴のひとつと言えるでしょう。しつけさえ間違えなければ飼い主のいう事をしっかり聞いてくれるため、非常に忠実です。
ただ、マイペースで自己中心的な一面もあるので、しつけるのが少し難しい犬種でもあると言われています。
しつけ次第では犬特有の忠実さを存分に発揮してくれるため、飼い主の育て方次第で性格も大きく変化すると言って良いでしょう。元々は獰猛な犬種であった歴史があるため、攻撃的な側面も持ち合わせているので少し注意が必要です。
しかし、現在では非常に落ち着きを持つ、人と愛情を持って接することのできるペットとなっています。

歴史

上でも「獰猛な犬種であった歴史がある」と述べましたが、これは、ミニチュアブルテリアは過去に闘犬であった歴史を持っているからです。
当時、イギリスで闘犬として扱われていたブルドックとテリアを交配させたことから「ブルテリア」という名前が付けられました。
様々なサイズのブルテリアが生まれる中、小さなサイズのものを「ミニチュアブルテリア」として分けたのが始まりと言われています。当時、小型のブルテリアは小回りの利く俊敏さが評価されていたようです。
イギリスで闘犬がなくなって以降、家で気軽に飼育できる愛玩動物として、人の手に渡るよう改良が施される形になりました。
その結果、闘犬時代の獰猛な性格が少しずつ薄れ、落ち着きのある優しい犬へと変貌していったのです。その後、ドッグショーなどで注目を浴びるようになり、一気に家庭用の犬として人々に広まりました。