スポーツ


イタリアのスポーツ

サンシーロ
サンシーロ・スタジアム


伝統的にサッカー(カルチョ)とF1やモータースポーツ、自転車競技やマリンスポーツ、バレーボールが特に盛んで、他にも北部山岳地域にコルティーナ・ダンペッツォなどのスキーリゾートが多数あることから、スキーなどのウィンタースポーツも盛んです。また、中部にはアペニン山脈があり、登山も盛ん。
バスケットボール、野球というアメリカ発祥のスポーツもプロリーグもあるなど他の欧州諸国に比べて盛んで、代表チームは国際大会の常連にもなっています。最近ではラグビーも人気が高まっています。


サッカー

イタリア代表
サッカーイタリア代表


カルチョと呼ばれるフィレンツェ古代サッカー発祥の地として知られ、イングランドフットボールと双璧の存在となっています。
イタリア代表はユニフォームの青い色からアズーリと呼ばれます。カテナチオ(「鍵をかける」という意味)と呼ばれる鉄壁の守備を軸としています。イタリアはサッカーで今まで多くのスタープレイヤーを輩出してきました。FIFAランキング(2017年5月発表)は第12位。W杯にはこれまで全18回中16回出場しており、そのうち優勝4度(5度のブラジルに次いで2番目に多い)、準優勝に2度輝いています。
イタリアの国内リーグであるセリエAは世界最高峰を争う程のレベルにあり、世界中のスター選手を集めています。日本人選手でもACミランの本田圭佑(2016/2017シーズン限りで退団)、インテルの長友佑都がいます。

チャンピオンズリーグ

2017年6月3日、国内リーグセリエAで優勝し、前人未到の6連覇を達成したユベントスは、チャンピオンズリーグ(ヨーロッパのクラブチームによる大陸選手権大会)の決勝で、スペインの強豪レアルマドリードと対戦しました。
試合は前半、ユベントスが同点に追いつき1-1で前半を折り返しましたが、後半にレアルマドリード相手に3失点し、4-1で敗れ、21年ぶりの優勝とはなりませんでした。

試合前、スタジアムに響き渡るアンセム!

試合ハイライト動画


モータースポーツ

F1マシン
フェラーリF1マシン


モータースポーツの創成期から多くのレーシングドライバーを輩出してきました。近年はF1のワールドチャンピオンを獲得するドライバーこそ少ないものの、常にトップクラスのドライバーが存在しています。
2輪ロードレースの世界ではヴァレンティーノ・ロッシがMotoGPにおいて5年連続最高峰クラスワールドチャンピオンとなり、現在でもMOTOGPトップライダーの一人です。


バスケットボール

バスケ選手・イタリア
アンドレア・バルニャーニ


国内には欧州屈指の強豪リーグの一つ、セリエAと呼ばれるプロバスケットボールリーグがあります。外国人としては史上2人目、ヨーロッパ人選手としては史上初のNBAドラフト1位指名をされた、アンドレア・バルニャーニが最も有名です。
代表はこれまでにオリンピック出場12回、世界選手権出場6回を誇ります。2004年アテネオリンピックではアメリカの銅メダルを上回る銀メダルを獲得。バスケットボール欧州選手権(通称『ユーロバスケット』)では、1997年に銀メダル、1999年に金メダル、2003年に銅メダル獲得。近年、NBA選手を続々と輩出して今後も躍進が期待されます。