好きな物の紹介

珈琲(コーヒー)とは

コーヒーは、コーヒー豆を焙煎し挽いた粉末から、湯または水で成分を抽出した飲料。

コーヒーノキ

コーヒーの原料となるコーヒー豆は、3.0~3.5mほどの常緑低木でジャスミンに似た香りの白い花を咲かせるコーヒーノキの果実から得られる。

コーヒー豆となる種子だけでなく、果肉部分にも若干のカフェインが含まれており、食用にされる。

品種

アラビカ種

病害虫や霜、少雨等に弱く栽培が困難だが、風味とコクに優れ、レギュラーコーヒー用を主体とし多様な品種がある。

総生産量の約70%を占める。

ロブスタ種

アラビカ種に比べて耐病性が高く、少雨、高温多湿の土地でも栽培できる。

また安定収穫できる様になるまでにかかる期間が3年と短い。

栽培が容易なので収量も多く、生産量2位のベトナムで主力となっている。

インスタント用原料や、安いレギュラーコーヒーの増量用が主体となっている他、いわゆるベトナムコーヒーに用いられる。

リベリカ種

高温多湿の気候に適応するが病害に弱く、品質もアラビカ種に及ばない。

交雑種

アラビカとロブスタを交配したもので、一般的なレギュラーコーヒーに用いられる。

コーヒーができるまで

作業工程・コーヒーノキ
栽培
実の収穫
精製

・コーヒー豆(生豆)
焙煎

・コーヒー豆(焙煎豆)
ブレンド
粉砕

・コーヒー
抽出

代表的なコーヒー豆

ブルーマウンテン(ジャマイカ)

世界最高のコーヒー豆として世界中で人気がある銘柄であり、生産量が多いわけではないので価格も高いコーヒー豆が「ブルーマウンテン」です。

コーヒーに興味がない人でも名前くらいは知られているほどの知名度を持っています。

甘み・コク・酸味・香りなど、どれを取っても最高とされる銘柄であり「コーヒーの王様」と称されるほど非常に高い評価を得ています。

有名な銘柄でありながらも希少価値の高さから価格はトップクラスに高いですが、ぜひ一度は味わっていただきたい素晴らしいコーヒー豆です。

コナ(ハワイ島)

誰もが知る有名リゾート地であるハワイ。

100年以上の歴史を持ち、ハワイ島コナ地区だけで栽培されているのが「ハワイ・コナ」です。

ホワイトハウス御用達としても知られており、ハワイ州政府の厳しい品質管理とコーヒーの栽培に適した環境からトップクラスのコーヒー豆として認知されています。

キリマンジャロ(タンザニア)

アフリカ大陸最高峰の山である「キリマンジャロ」の麓の町で栽培されているコーヒー豆が「キリマンジャロ」です。

イギリス王室御用達のコーヒー豆であり、日本でも知らない人がいないほどの知名度を誇っています。

モカ(イエメン、エチオピア)

香気に優れ独特の酸味を持ち、甘みとコクが加わる。

もっとも古い「ブランド」である。

コーヒー原産地であり、イタリアなどではコーヒーのことをモカと呼ぶ。

グアテマラ

酸味とコクに優れ、香気も良好で全体的に華やかさとキレのいい後味が特徴。

ブラジル

香りの甘さが軽快で酸味・コク、苦みともに軽くバランスが良い。

安価でありブレンドのベースとして多く使われる。

コロンビア

酸味と甘味が重厚だが突出せずバランスが良い。

安価でありブレンドのベースに使われることも多い。

コーヒーの基本の味。

マンデリン(インドネシア)

苦味とコクを中心とした味わい、酸味はなく独特な後味がある。

日本ではブルーマウンテンが現れるまでは世界一と評されていた。

ジャワコーヒー(インドネシア)

ジャワ島産の主にアラビカ種コーヒーを指す。

かつての大産地でモカとブレンドしたモカジャバは最初のブレンドといわれるが、葉さび病と経済恐慌で産地が大打撃を受けて以降は産出量が少なく目にすることはまれである。

現在手にはいるものは丸くマイルドな味。

ケニア

フルーツのような爽やかな風味が特徴。

全体的に強い風味でバランスが良い。

ドイツなどヨーロッパではタンザニア産とともに一般的な銘柄。

深めの焙煎が多い。

コスタリカ

どちらかというと酸味系で苦味控えめの味わい、軽めでクリアな飲み口。

コーヒーの淹れ方の種類

ペーパードリップ

ペーパードリップ

最も普及しているコーヒーの入れ方であるペーパードリップ。

気軽に購入することができますし、抽出した後はペーパーを捨てるだけでいいので手入れが簡単なのも魅力の方法です。

ペーパーフィルターが適度にコーヒーオイルを吸収してくれるので、すっきりとした口当たりのコーヒーにすることができます。

ネルドリップ

ネルドリップ

手触りが柔らかい織物であるフランネルを使用したコーヒーの入れ方です。

コーヒー愛飲家の中には、ネルドリップこそコーヒーを美味しく入れる最高の抽出方法と主張する人がいるほど、コーヒーを美味しく入れることができる方法として根強い人気があります。

ペーパードリップとは違って、布なので手入れが非常に重要な抽出方法です。

繊維が緩いのでコーヒーオイルが抽出されやすいですが、コーヒーの微粒子はフィルター内に留まるので舌触りのよいコーヒーに仕上がります。

ろ過のスピードが速いので粗めの豆にゆっくりとお湯を注ぐようにしましょう。

サイフォン

サイフォン

下側の容器をアルコールランプで加熱し水を沸騰させ、蒸気圧による加圧を利用して上側の容器へお湯を移動させコーヒーを抽出。

抽出が終わったら加熱を止めることによって下側の容器を冷却、それによる減圧によってろ過布を通ったコーヒーが押し戻す方法でコーヒーを入れるのがサイフォンです。

フレンチプレス

フレンチプレス

美味しいコーヒーを手軽に入れることができる方法がフレンチプレスです。

金属のフィルターを使用するのでコーヒーオイルを抽出しやすく、コーヒーの微粒子も抽出します。

コーヒーとお湯が触れている時間が長いのでしっかりとしたコーヒーの味わいを楽しむことができますし、微粒子が口の中に残ることによって甘みや後味を楽しむことができる魅力を持っています。

ウォータードリップ

ウォータードリップ

アイスコーヒーで有名な抽出方法であるウォータードリップ。

水で入れるので苦み成分の抽出を抑えることができるので、あまり苦みのないまろやかな口当たりを楽しむことができます。

水出しコーヒー、ダッチコーヒーとも呼ばれます。

コーヒーの種類

カフェ・ラテ

カフェ・ラテ

老若男女に愛されるコーヒー「カフェ・ラテ」は、「エスプレッソ・コーヒー」と「ミルク」を組み合わせたコーヒーです。

イタリア語で「コーヒー牛乳」という意味であり、スチームミルクが用いられることも多いです。

カプチーノ

カプチーノ

イタリアで好まれている「カプチーノ」も「エスプレッソ・コーヒー」を基にしたコーヒーです。

エスプレッソ・コーヒーにスチームミルクとフォームミルクを加えたコーヒーであり、その割合は1:1:1が基本です。

もちろん店によってその割合は異なりますが、割合によって「ウェット・カプチーノ」「カプチーノ・スクーロ」「カプチーノ・キアロ」などの種類に派生します。

また、トッピングによって「カプチーノ・コン・カカオ」「キャラメル・カプチーノ」「ヘーゼルナッツ・カプチーノ」などにも派生します。

カフェ・モカ

カフェ・モカ

女性人気の「カフェ・モカ」も「エスプレッソ・コーヒー」をベースとしたコーヒーです。

カフェ・モカは、エスプレッソ・コーヒーにチョコレートシロップとスキムミルクを入れたコーヒーです。

ココアを使用したり、ホイップクリームをトッピングしていることも多いです。

カフェ・マキアート

カフェ・マキアートとは、1ショットのエスプレッソ・コーヒーに少量のフォーム度ミルクを注いだコーヒーです。

マキアートとはイタリア語で「シミのついた」という意味であり、ラテ・アートがよく楽しまれているコーヒーでもあります。

カフェ・アメリカーノ

カフェ・アメリカーノとは、エスプレッソにお湯を注いだコーヒーの種類です。

もともとは、エスプレッソを薄めて飲むアメリカ人を侮蔑する意味があったとも言われています。

ドリップコーヒーとは異なる風味を楽しめるコーヒーです。

ブレンドコーヒー

数種類のコーヒー豆を特徴を活かしながら配合して、ドリップで抽出したものを「ブレンドコーヒー」と言います。

各コーヒーショップや喫茶店ごとに特徴が異なり、一口にブレンドコーヒーと言っても色んな味や香りの特徴があります。

アメリカン・コーヒー

浅煎りのコーヒー豆を用いてドリップで抽出したコーヒーを「アメリカン・コーヒー」と言います。

アメリカン・コーヒーは浅煎りの豆を使用するため、飲みやすいすっきりとした味わいが特徴で、お茶代わりにも楽しまれているコーヒーです。

カフェ・オレ

カフェ・オレ

カフェ・オレとは、ドリップコーヒーにミルクを合わせたコーヒーです。

フランスでよく飲まれているコーヒーであり、カフェ・ラテとは異なります。

大きな違いは「エスプレッソ・コーヒー」と「ドリップコーヒー」の違いです。

ウィンナ・コーヒー

ウィンナ・コーヒーとは、ドリップコーヒーにホイップコーヒーを浮かべたコーヒーです。

オーストリア発祥のコーヒーで、「ウィーン風」という意味であり、ソーセージのウインナーとは異なります。

※ウインナーは入れません。