③あいまいみーを観る

まずはこの動画を見て欲しい

如何でしょうか。少しは気が晴れたのではないでしょうか。
それこそ、この「あいまいみー」が持つ「心の癒し」であり、「人生の道しるべ」の効果です。

前触れなく行われる未知との遭遇、
そこから流れる独特の不協和音から続く出オチじみた嘔吐、嘔吐、
そして脈路の無い支離滅裂な会話と行動の応酬、
最後には不自然死。
一見理解が難しい会話だからこそ、
再現不可能な奇行だからこそ、
テンポの良く進む超展開だからこそ、
人は次第に考えることを辞め始める。
そして嫌なことを忘れ、思考停止し、
無の心を手に入れストレス解消につながります。

原作本になると、
「4コマ漫画」の概念を破壊する構成(通称”転転転転”)、
より支離滅裂になった行動言動、
常人と隔絶し過ぎている価値観、
ブラックジョーク、
風刺、愚痴、
ネガティブな闇、
作者の近況を絶妙なバランスで配合した
中毒性と勢いある仕上がりになっています。

この様な傑作が1冊900円、
DVDなら中古で2〜3000円程度で買えるのだ。凄い!
その上収入が増える!凄い!


このようにストレス発散や脳のリラックス、心の拠り所に役立つあいまいみーですが、
もう一つ「人生の道しるべ」としての側面を持っています。
先ほどの動画で解説しましょう。

この回の主役は言わずもがな茶髪の麻衣と金髪のミイです。
彼らを自分自身と照らしあわせるならば、
漫画研究部は現代社会、黒髪の愛は自らのストレスに例えることが出来ます。

例えストレスの重圧が乗し掛かろうと、彼らは反発します。
麻衣は苦痛を受け入れつつ穏便に、
ミイはしつこいくらい過激に反発します。
どちらの方法にも正解や間違いはありません。
彼女達はただ、「人生の選択の多さ」「アイディンティティーの自由」を問いかけているのです。


それだけではなく、各キャラクターは作品を通して人生の生き方を示しています。

真面目で漫画家を目指す愛は
夢を持ち、友を大切にすれば人生の目標が見えることを、

無邪気で本能のまま動く麻衣は
純粋な心が状況を打破するアイデアを生むことを、

調子に乗りがちなトラブルメーカー、ミイは
自信を持つことが社会に埋もれなくなる第1歩であることを、

全てが謎に包まれているぽのか先輩は時に優しく、時に自己中心に接すれば自分に有利な世渡りができることを教えてくれます。

そしてこのような素晴らしい漫画を描く作者、ちょぼらうにょぽみ先生は

ビットコインで大損していました。