あらすじ
劇場アニメ 原作未収録
2026年4月。「ナーヴギア」をその後継VRマシン「アミュスフィア」がとって代わったかのように、ARマシン「オーグマー」という次世代ウェアラブル・マルチデバイスが発売された。
「オーグマー」は覚醒状態で使用することができる安全性とその利便性から瞬く間にユーザーを増やし、ARアイドルのユナの存在と「オーグマー」専用のARMMORPG「オーディナル・スケール」(OS)もその人気を後押ししていた。
キリトの仲間たちも「オーグマー」を日常やゲームによく活用してOSに参戦する中、キリト本人はこの新しい機器に乗り気ではなく、OSもあまりプレイしてはいなかった。そんな中、OSに旧SAOのボスモンスターが現れるという噂が流れ始める。
アスナに連れられてOSをプレイしたキリトが目の当たりにしたものは、旧アインクラッド第10層のボスモンスター「カガチ・ザ・サムライロード」だった。
現実世界を舞台に、多くのSAO帰還者たちを巻き込んだ悲しき陰謀が幕を開ける。
作中に登場する3人のユナの1人。OS内のARアイドルであり、プレイ中に彼女のステージに遭遇すると能力強化を得ることが可能で、ゲーム内で人気を誇る「歌姫」。その正体は、重村による悠那再生計画において、SAO生還者が持つ悠那の記憶を収集するために作られたデータ収集用AI。使用されている言語化モジュールは「白いユナ」より下位のレベル2。
SAO生還者の記憶から生成された「デジタルゴースト」。OS内ランキング第1位に位置に存在するAI。悠那再生計画のために重村により生み出された存在。服装を除いて外見は「黒いユナ」と同じだが、その器にはSAOに三段階存在する言語化モジュールのうち最も高度なラストボス用のレベル1が用いられており、「黒いユナ」よりも高度な知性を持つ。
エイジの幼馴染で、ゲーム好きが接点となり別々の高校に進学しても友達付き合いをしており、現実世界では彼を「エーくん」の愛称で呼び続けていた。父によってクラシック以外は許してもらえなかったため、幼い頃からピアノとクラシック・ギターを習っていたが、本当は歌、それもガールズポップやアニメソングのほうが好み。好きなジャンルは所謂音ゲーであったが、エイジの誘いで楽器演奏スキルの存在を知って興味を持ち、SAOを始める。
OS内ランキング第2位に位置に存在する直剣使いの青年。作中の2006年4月8日生まれ。劇場版アニメ『オーディナル・スケール』時点では20歳で、東都工業大学の学生。 SAO生還者であり、当時のアバター名はノーチラス。SAOで悠那を失い、SAOからの生還後は家族は既に離散し現実世界の繋がりまでも喪失していたという非情な事実を突きつけられる。何もかもに失望して孤独な日々を送っていたが、重村から悠那再生計画を持ちかけられてからは、計画を心の支えにしながら受験勉強を再開し、聴講生として重村研究室にも参加するようになる。