- 空の部族
- 11代高華王国の政権を握り続けたきた部族。先王イルの時代に求心力が落ちたが、スウォン即位後は他部族含む民衆からイル王時代に落ちた支持を取り戻しつつある。
文化・経済・政治の中心で華やかな国のシンボルで、地理的にも王国の中心に位置し、他部族の人間も集まる文化の交流地。各部族からの税収もあり経済は安定している。貴族も多く住む。
緋龍の加護を受ける王城で高華王国の現王族の住まいであり、緋龍王の眠る城。かつて緋龍王と四龍達が暮らし、王国を平定へと導いていった。龍神の加護を大きく受けている城の為、ここから離れ過ぎると四龍達は弱体化する。
- 風の部族
- 王や他部族の動向に重きを置かず、自分たちの信念に従って行動する。駿馬が多く、騎馬戦が得意。視力も良い為、有事の際に活用している。
自由気ままで風通しのよい関係性で、貴族や富裕層が少ない事もあり、民衆間の格差があまりない。誰にでも気さくで、戦でなければのんびり気質。
義理堅く、人情深く、結束強く、一度助けると決めた相手は最後まで見捨てない。大義に打ち砕かれることのない強固な愛情は、部族に根付く誇り高い信念である。
元風の部族長はハク。みんなハクが好き。
- 火の部族
- 前将軍スジンの頃は軍事に注力し過ぎ、常に財政赤字だったが、現在は回復傾向にある。領地の大部分が痩せた地であり、作物が育ちにくい。
緋龍王への強い信仰と高いプライドを持っている。
緋龍王の末裔は火の部族であり、真の王族も自分達だという幻想を長年内心に抱く。故に他部族、現王族も見下し、謀反を起こした。
テジュンによる賊の取り締まりや診療所の建設、戒帝国の作物イザの実の栽培などで、治安は徐々に良好に。軍と民衆との垣根も低くなりつつある。
- 地の部族
- 血気盛んでお祭り好きな部族。
実力主義である為、強い主に従うことは本望だが、力のない王ならば切り捨てる。鉱物資源中心の経済で現在は潤っている。
イ・グンテが地の部族長兼将軍で、将軍の意思=部族の意向と言えるほど、将軍に対する信頼が厚い。好戦的なグンテに倣い、戦に対しても積極的。
港町の阿波にある雲隠れ岬にのみ生える千樹草(せんじゅそう)と呼ばれる薬草は病や傷の治りが3倍速くなるという。とても貴重なので一部の人間しか知らない。
- 水の部族
- 何事にも慎重派で、美しく優雅である事が好まれる。
緑地と水源に恵まれ、かつ、美への愛故に文化が発達し、経済的にも潤った地。アン・ジュンギが水の部族長兼将軍で、優雅な振る舞いを美徳とし、感情が読み取りにくいが、部族を一番に考えている。
物事を俯瞰しており、王や他部族の動きにも基本は様子見の姿勢を置く。兵や民も、ジュンギと同じく争いを好まない傾向である。
麻薬(ナダイ)という薬が高華王国弱体を狙う戒や斉から密輸されていた。