スウォンは実は王位簒奪に向けて以前から暗躍していた。
自らも命を狙われたヨナは、幼馴染のハクに助けられ、命からがら城の外へと逃げ延びた。
ハクの故郷である、風の部族の「風牙の都」に身を寄せたヨナとハク。
しかし、自分の存在が人々を争いに巻き込むと悟ったヨナは、ハクと共に旅立ちの決心をする。
ムンドクの助言に従い、過去に城から追放された神官を探すことにした2人。
途中、火の部族からの追手に対し、ハクに守られることしかできなかったヨナは
「神に問う前に自分に問うことがあるはずだ」
と剣を取り長い赤毛を切り捨て、自らも戦う覚悟を決める。
しかし、ヨナとハクは絶壁から落ちてしまう。
絶壁から落ちた2人は、通りすがりの少年ユンに拾われ、奇跡的に生き延びた。
そして2人を拾ったユンは、神官イクスの同居人であった。
偶然の重なりから遂に神官と出会ったヨナは、神官から神託を授けられた。
―闇落つる大地 龍の血により再び蘇らん 古の盟約に従い 四龍集結せん時 遂に赤き龍 暁より還り給う―
この神託を建国神話になぞらえたものであると理解したヨナとハクは謎めいたそれに賭け
ユンと共に「四龍の戦士」を捜す旅に出ることとなる。
四龍の白龍キジャ、青龍シンア、緑龍ジェハ、黄龍ゼノと次々と仲間になり
伝説の四龍の再会は神話の時代から数千年ぶりの邂逅となる。
ヨナ、ハク、ユン、そして四龍はこれからどう動いていくのか・・・