ディエゴ・ジョタ
2014年に母国クラブのパソス・デ・フェレイラでトップチームデビューしたジョタは、アンダー年代のポルトガル代表の常連となるなど、若くからそのポテンシャルが高く評価されてきた。
2016年にはアトレティコ・マドリードに加入し、ポルトやウォルヴァーハンプトンへのレンタル移籍で武者修行。着実に結果を残すと、2018年1月には買い取りオプションを行使したウォルヴァーハンプトンと契約を締結した。
2018-19シーズンからは、同胞であるヌノ・エスピリト・サント監督の下で躍動する。公式戦37試合で10ゴール7アシストをマークしてチームの7位フィニッシュに大きく貢献すると、翌シーズンも公式戦48試合で16ゴールを記録。ヨーロッパリーグでも予選を含め2度のハットトリックを達成するなど、ベスト8に躍進したチームで確かな存在感を示した。
この活躍を受け、2020年の夏には推定4500万ポンドという高額移籍金でプレミアリーグ王者のリヴァプール入りが決定。名将ユルゲン・クロップ監督が「彼を獲得した理由は本当にたくさんある。大きなポテンシャルを秘め、スピードがあってプレスなど守備面も良い。獲得できて本当にハッピー」と絶賛された男は、アーセナルとのデビュー戦でいきなりゴールを記録するなど、新天地で素晴らしいスタートを切った。
プレースタイル
クロップ監督が「4-3-3のフロントスリーならばどこでもプレー可能」と話す通り、前線ならばポジションを選ばないポリバレントなプレーヤー。推進力と力強いドリブルが最大の魅力で、体幹の強さから簡単に倒れることもない。攻守にわたるインテンシティの高さとボールへの執着心は天性のもので、まさにプレミアリーグとクロップ・リヴァプール向き。攻撃面だけでなく守備面でもチームに大きく貢献できる選手だ。