南野拓実
U-15年代からセレッソ大阪の育成組織で育った日本代表FW南野拓実は、2013年にトップチーム昇格。同年、18歳10ヶ月5日でクラブの最年少得点記録を塗り替えるなどインパクトを残し、Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞した。
15年1月には欧州挑戦を決意。オーストリア・ブンデスリーガのレッドブル・ザルツブルクに渡り、経験を積んでいく。15-16シーズン、16-17シーズンにリーグ2年連続2桁得点をマークすると、19-20シーズンには初めてチャンピオンズリーグ(CL)の舞台へ。グループステージ第2節の前年王者リヴァプール戦で鮮烈なボレーを決め、世界中の注目を集めた。
そして、20年1月にリヴァプールに完全移籍。移籍にあたっては、DFフィルジル・ファン・ダイクら選手たちが獲得を進言したことが知られている。その後、21年2月の移籍市場最終日、シーズン末までの半年契約でサウサンプトンに期限付き移籍した。
プレースタイル
攻撃的なポジションであればどこでも起用可能な南野は、高度なドリブルテクニックとアジリティを備え、アグレッシブな姿勢で積極的にゴールを狙う。ディフェンスラインと中盤の間でボールを引き出す動きや裏への抜け出しを使い分け、両足のキックは中・長距離からも枠を捉えることができる。
また、ストライカー気質の強い南野だが、守備への貢献度も高く、90分間休まずに前線でチェイス。さらにパスで決定的なシーンを演出することも多く、トータルで勝負するアタッカーだ。