ジョー・ゴメス

イギリス・ロンドン生まれのジョー・ゴメスは、2010年にチャールトン下部組織でキャリアをスタートさせた。その4年後にトップチーム昇格を果たすと、2014-15シーズンには公式戦24試合に出場して大きな注目を集める。すると2015年夏、プロデビューからはわずか1年で名門リヴァプールへと移籍を果たした。

リヴァプールでの1年目は、ブレンダン・ロジャース監督の下で開幕から5試合連続左サイドバックとして先発出場を果たしていた。しかしユルゲン・クロップ監督への指揮官交代で、3試合出場なし。さらに前十字靭帯損傷の重傷を負い、1シーズンを棒に振ってしまう。翌シーズンもアキレス腱の負傷などケガに悩まされ、加入後2年間は厳しいものとなった。それでも2017-18シーズンにはレギュラーポジションの座を掴んだかに見えたが、翌シーズンに再び長引く負傷に悩まされ、14年ぶりにチャンピオンズリーグ優勝を達成したチームで主役を演じることはできなかった。

しかし、腐らずに戦い続けると、転機となったのは2019年末のジョエル・マティプの負傷。以降はフィルジル・ファン・ダイクの名パートナーとしてスタメンの座を獲得すると、その才能が開花・リヴァプールのプレミアリーグ初優勝に大きく貢献すると、解説者やOBに「現在イングランド最高のセンターバックコンビ」と絶賛された。ファンの期待に応えて活躍を続けている。


プレースタイル

190cm近いたくましい体躯とスピードを持ち合わせており、広大なエリアをカバーできる現代的なセンターバック。ペナルティーエリア内でも鋭い出足と勇敢なタックルでチームを救う。

またビルドアップもそつなくこなし、クロップ監督や隣に並ぶ世界最高のDFの指導を受けて前線へのロングフィードも頻繁に行うようになるなど、近年の成長は著しいものがある。さらに左右サイドバックとしてプレーすることも可能であり、戦術理解度の高さも武器の1つだ。

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