ネコ・ウィリアムズ

トレント・アレクサンダー=アーノルドは彗星の如く現れて瞬く間にワールドクラスの評価を得たが、リヴァプール下部組織から早くもその先輩を追う者が出てきた。ウェールズ出身のネコ・ウィリアムズだ。

2009年にリヴァプールユースに入団したネコ・ウィリアムズは、2019年10月のカラバオカップ、アーセナル戦でトップデビュー。18歳ながらも堂々としたプレーぶりでユルゲン・クロップ監督にアピールした。

クロップ監督は有望なネコ・ウィリアムズを新シーズンもレンタルに出すことなくチームにとどめ、実質的な右サイドバックの2番手として信頼を示すことに。ウェールズ代表のライアン・ギグス監督もクラブでのプレーぶりを評価する形で、9月にフル代表初キャップを刻ませた。


プレースタイル

ユーティリティな選手が増えている現代フットボール界の中で、ネコ・ウィリアムズは右サイドバックというポジションに特化したスペシャリストタイプだ。先輩であるA=アーノルドと同様に、抜群のキック精度を活かしたクロスやフィードが持ち味。大柄ではないが体幹の強さと積極性を持ち合わせており、プレミアリーグの屈強な選手相手にも簡単に球際の競り合いで負けることはない。経験とともに判断力や守備時のポジショニング、一つ一つのプレー精度を高めていけば、よりA=アーノルドの域に迫ることができるはずだ。

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