6600系は、南大阪線では初となる界磁チョッパ制御方式を採用した形式で、老朽化した6800系の置き換えを目的として1983年から1984年までに合計4編成8両が製造されました。
車体デザインや内装等は名古屋線1200系・1201系に準じ、これまでのの丸みを帯びたデザインからやや角ばったデザインに変更され、前面窓上にはステンレス製の飾り板を設置、その中に前照灯が埋め込まれています。また、標識灯・尾灯も汎用特急車両の12000系と同等のものに変更されました。
制御装置は日立製作所製のMMC-HTR-10E型を採用、1台の制御装置で4台のモーターを制御する1C4M方式を採用しています。
南大阪線系統のほぼ全域で2両単独から他形式を併結した8両編成まで幅広く運用されており、過去には道明寺線での運用も行われていましたが、同線のワンマン化に伴い6432系に運用が変更されました。
2001年から2003年にかけて6601Fを除く3編成に転落防止幌や車椅子スペースの設置といった車体更新が行われ、その後6601Fにも同等の更新が行われました。現在は6604Fを除く3編成に前照灯のLED化が行われています。
6600系の重連 | 「葛城高原号」の先頭に立つ6600系 |
Tc(ク6700形) | Mc(モ6600形) |
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6701 | 6601 |
6702 | 6602 |
6703 | 6603 |
6704 | 6604 |