6400系列(電算記号:Mi)
概要
6400系は、VVVFインバータ試作車の大阪線1420系の試験結果をもとに南大阪線用の量産型として登場した形式で、老朽化した6800系の置き換えを目的として1986年から1997年までに派生系列を合わせて合計33編成66両が製造されました。
車体デザインはこれまでの界磁チョッパ制御車のそれを踏襲しつつアルミを使用することで車体の軽量化を図り、側面の窓配置も変更されています。
制御装置は日立製作所製のGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータを搭載し、大阪線・奈良線・名古屋線1220系列の狭軌仕様に相当します。
派生系列として6407系、6413系、6419系、6422系、6432系、4両編成の6620系が存在しています。
- 6407系:1989年登場。従来のものからホイールベースを50mm短縮し、2100mmとした新型の台車「KD98」を採用した形式です。
- 6413系:1990年登場。全線共通仕様となった車体を採用した形式です。この形式以降は車体の裾部分が下方向に長くなっています。
- 6419系:1992年登場。補助電源装置を手回し発電からSIV(静止型インバータ)に変更した形式です。2022年にはワンマン化改造も行われました。
- 6422系:1993年登場。台車をボルスタレス式の「KD305」に変更し、抑速制動を追加した形式です。10編成製造されましたが、そのうちの8編成にワンマン化改造が行われて6432系に編入されています。
- 6432系:6422系のワンマン運転対応仕様です。新規製造された車両と6422系から改造された車両が存在します。
編成表
6400系
←大阪阿部野橋
Tc(ク6500形) | Mc(モ6400形) |
6501 | 6401 |
6502 | 6402 |
6503 | 6403 |
6504 | 6404 |
6505 | 6405 |
6506 | 6406 |
6407系
←大阪阿部野橋
Tc(ク6507形) | Mc(モ6407形) |
6507 | 6407 |
6508 | 6408 |
6509 | 6409 |
6510 | 6410 |
6511 | 6411 |
6512 | 6412 |
6413系
←大阪阿部野橋
Tc(ク6513形) | Mc(モ6413形) |
6513 | 6413 |
6514 | 6414 |
6515 | 6415 |
6516 | 6416 |
6517 | 6417 |
6518 | 6418 |
6419系
←大阪阿部野橋・柏原
Tc(ク6519形) | Mc(モ6419形) |
6519 | 6419 |
6520 | 6420 |
6521 | 6421 |
6422系
6430F
←大阪阿部野橋
Tc(ク6530形) | Mc(モ6422形) |
6530 | 6430 |
6431F
←大阪阿部野橋
Tc(ク6522形) | Mc(モ6422形) |
6531 | 6431 |
6432系
←大阪阿部野橋・柏原
Tc(ク6532形) | Mc(モ6432形) |
6522 | 6422 |
6523 | 6423 |
6524 | 6424 |
6525 | 6425 |
6526 | 6426 |
6527 | 6427 |
6528 | 6428 |
6529 | 6429 |
6532 | 6432 |
6533 | 6433 |
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