6620系は、6422系を4両編成に仕様変更して登場した形式で、老朽化した6000系の置き換えを目的として1993年から1997年までに合計7編成28両が製造されました。
近鉄南大阪線系統では最後に製造された4両固定編成の車両形式となっており、性能面では6422系と変わらず、1026系の狭軌仕様に相当します。
初期車の6621Fと6622Fはパンタグラフが1編成に4基の状態で製造され、6623F以降はパンタグラフが2基に変更されました。そのため、6623F以降を指して6623系と呼ばれることもあります。ただし、6621Fと6622Fは後に母線引き通し工事によってパンタグラフが2基に減らされ、撤去されたパンタグラフの一部は奈良線1026系1026Fの6連化と1030Fの先頭車の1252系化に使用されています。
初期車の6621F | ラストナンバーの6627F |
Tc(ク6720形) | M(モ6670形) | T(サ6770形) | Mc(モ6620形) |
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6721 | 6671 | 6771 | 6621 |
6722 | 6672 | 6772 | 6622 |
6723 | 6673 | 6773 | 6623 |
6724 | 6674 | 6774 | 6624 |
6725 | 6675 | 6775 | 6625 |
6726 | 6676 | 6776 | 6626 |
6727 | 6677 | 6777 | 6627 |