声 - 水樹奈々
本作のもう1人の主人公。5月25日生まれ。18歳(『G』エピローグ時点)→19歳(『GX』)。B型。身長167cm。3サイズはB81・W57・H83。私立リディアン音楽院高等科3年→卒業。シンフォギアシステム1号「天羽々斬」装者であり、世界でも数少ない正規の適合者である(12年前に「天羽々斬」を覚醒させた)。ツインボーカルユニット「ツヴァイウィング」の一人だったが、2年前の奏の死後には人気ソロ歌手として活動を続けている。
正規適合者として生まれ持った資質と、奏の戦死に伴う自責の念から、自らの「防人」としての使命を重く受け止めている。ゆえに感情を捨て「剣」で在り続けることを誓っており、生真面目で言動も堅い。一方で歌と戦闘以外は不得手であり、部屋の片付けといった日常生活の分野は緒川にやってもらっている。
響に対しては、戦う覚悟もないままに奏の力を使うことから受け入れられず敵視していたが、彼女との交流を通じて胸に秘めた「覚悟」を感じ取り、戦士として認め共に戦うことを誓い、時にその言動に呆れつつも尊重するようになった。
フィーネ戦では暴走する響を食い止めた後、フィーネの妨害をかいくぐりカ・ディンギルを破壊した。
第2期では、引き続き歌手として活動する傍ら、二課では年長の装者として響とクリスの指揮と面倒を見ている。またリディアンにおいては自身を「近寄りがたい存在」として認識していたクラスメイトたちやクリスと共に学祭の準備を行うなど、他者との距離感が縮まっていた。戦いの中で響の肉体がギアに蝕まれていることを弦十郎から聞かされると、彼女を案じる気持ちからあえて突き放して戦いから遠ざけようと試み、「防人」としての使命を一身で果たそうと奮戦。響がガングニールを喪失した後は二課唯一の装者として浮上したフロンティアへ出撃、ウェル側へ付いたクリスを戦闘の末に説き伏せると協力してソロモンの杖を奪取、彼女との和解を果たした。
第3期ではリディアンを卒業し、海外進出を果たしている。
聖遺物「天羽々斬」の破片から構成されるシンフォギア。メインカラーは青。アームドギアは刀をはじめとした刃物類で、装甲に収納された小刀の投擲や、脚部のブレードによる攻撃も行う。
絶唱はアームドギアから圧縮エネルギーを放つものであるが、通常時ではアームドギアを介さず放つ形でのみ使用している。
限定解除後の絶唱は天ノ逆鱗時を上回る大きさまで巨大化させたアームドギアによる一撃である。
逆羅刹
逆立ちと同時に横回転し、展開した脚部のブレードで周囲を切り裂く。
影縫い敵の影に小太刀を打ち込み、動きを封じる。影ができる光の下でなければ使えない。元は緒川が得意とする銃を用いての忍法だが、翼はその利便性に惚れ込み3年がかりで小太刀での影縫いを習得した。
千ノ落涙空間から大量の青いエネルギー剣を具現化し、上空から落下させ広範囲を攻撃する。
蒼ノ一閃大型化させたアームドギアを振るい、巨大な青いエネルギー刃を放ち標的を両断する。限定解除後は威力・射程が飛躍的に上昇している。
天ノ逆鱗空中で投擲したアームドギアを巨大化させ、それを敵に向かって蹴り貫く他、相手の攻撃を受け止めるためにも用いられている。
炎鳥極翔斬両手に構えたアームドギアから火炎を放出、自身を青い火の鳥と化して突進する。
蒼ノ一閃 滅破限定解除後に放たれた蒼ノ一閃。アームドギアは更に大型となり、威力も格段に上昇している。
風輪火斬
双剣へと変形させたアームドギアの柄を繋ぎ合わせ、炎を纏わせながら振り回し斬りかかる。
騎刃ノ一閃バイクに搭乗した状態で前方に脚部のブレードを巨大な刃状に展開・結合し、突進して対象を切断する。
風輪火斬 月煌 青い炎を纏った風輪火斬。発動時の前口上は「風鳴る刃、輪を結び、火翼を以て斬り荒ぶ。月よ、煌めけ!」。 蒼刃罰光斬X字の青い斬撃を居合いのように飛ばし、対象を斬り裂く。
羅刹 零ノ型両手に持った刀と脚部のブレードから炎を発し、空中で高速回転しながら突進して対象を焼き切る。